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会長挨拶


会長挨拶


各務原ロータリークラブ 第61期会長  松井 雅史

 

義祖父である横山郁郎氏は各務原ロータリークラブ創立5年目の昭和41年に会長を務め、皆出席者として有名であったそうです。その後、義父の秀夫氏も入会しましたが若くして逝去しました。妻の家族にとってロータリークラブはかつての思い出の一部であり、会員の方のご家族にとってもそうであったことは想像に難くありません。私は2015年に妻の病院で勤務することとなりロータリークラブへの入会を勧められました。医療関係者としか付き合いがなかった私には、異業種の会員の方との交流は新鮮で、かつ自身の世間に対する無知を痛感する刺激的なものです。入会7年目ではありますが、この度2023-2024年度の会長を拝命しました。不安はありますが、家族の思い出の一つであるロータリークラブで仕事をすることに身の引き締まる思いでもあります。皆様のご協力、ご指導の下で1年間邁進したい所存です。
昨今のロータリークラブはRIにおいても、地区大会や地区研修でも会員増強を重点目標の一つに掲げています。ロータリークラブの起源はアメリカのシカゴの不況において「友との語らいの集い」から始まりました。それから永らくは、ロータリークラブの活動を通し人脈や交流の機会を増やすことは、仕事の取引先が増えることにも繋がり、またロータリークラブ会員であることは一つのステイタスであったと思われ、ロータリークラブに入会すること、会員であることは仕事においても有益であったのでしょう。しかしながら現在ではSNSやインターネットを通して、顔も見ることなく遠方の方と仕事ができます。海外の方との仕事も当たり前の時代になってきました。直接顔を合わせなくとも心の通った交流ができる時代になったことを認めざるを得ません。そのような時代の中で、例会に出席するメリットを見出すことは容易ではありません。その点において会員増強はさらに困難なものとなっているわけです。そのため私たちはロータリークラブに入ることの魅力を伝えなければなりません。私の考える魅力とは「楽しいクラブ」に尽きます。「例会は人生の道場である」「職業を通しての社会奉仕(貢献)」といったことも勿論ロータリークラブの象徴です。しかしながら「楽しくない」のであれば、会費を払い、時間を作って集まることは苦痛に感じてしまいます。我が各務原ロータリークラブは皆、明るく気さくな会員であり、今年度はこの「楽しいクラブ」作りを追求したいと考えています。「楽しい」と言っても、楽しいかどうかは押し付けるものではなく、会員それぞれが楽しいと感じなければなりません。入会して間もない会員も永く入会している会員も、いつも例会に出席する会員もたまにしか出席できない会員も、すべての会員が楽しいと感じるクラブを作ることが大切です。「ロータリーを知れば楽しくなる」ではなく「楽しくロータリーを知る」ことに挑む1年になればと思います。皆さんと共に他クラブがうらやむ楽しい活動ができれば幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。